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JYPエンタ、AIとUnreal Engineの専門家を募集 「前例のない」バーチャルK-POPアーティスト開発で

ビジネス 海外

韓国のJYPエンターテインメントは、技術子会社「ブルーガレージ(Blue Garage)」を通じて、「前例のない」AIアーティストの開発を準備。AIや3D制作などの専門人材を積極的に採用している。

JYPはAIアーティストプロジェクト向けに、クリエイティブプロダクションやプロダクトデザインの幹部からLLM(大規模言語モデル)エンジニアまで、複数の役職を募集。3Dアートディレクター、キャラクターインタラクションエンジニア、キャラクターモデラーなどの職種も募っており、これら職種には米エピックゲームズが開発したゲームエンジンで3D制作ツールの「Unreal Engine」の理解が求められる。

ブルーガレージのチョン・ミンジョン共同CEOは朝鮮日報に対し、「グローバルK-コンテンツの新たな未来を提示する」と話した。

バーチャルアーティストを巡っては、SMエンタが「naevis」、競合HYBEが「SYNDI8」を抱えるほか、Netflix発のアニメ「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」に登場するHUNTR/Xが世界的に人気となっている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「TWICEやNiziUでお馴染みのJYPエンタがAIアーティストの開発で複数の技術職を募集。Unreal Engineの使い手やAIに必須のLLMエンジニアなど、音楽会社が最先端のテクノロジーを求める時代に入っている。AIアーティストというがおそらく人とAIの融合になるだろう。バーチャルアーティストは先日、Netflixアニメの架空ガールズグループHUNTER/Xが史上初の米ビルボードNo.1を獲得。Spotifyチャートにも何曲も入っている。AIアーティストの誕生予測については昨年、新潮の連載で書いたので御一読いただければ幸いだ。今のところ本ニュースも含め、予測通りに進んでいる」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。