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ソニー製作「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」、Netflixで最も視聴された映画に

ビジネス 海外

Netflixは8月27日、ソニー・ピクチャーズ アニメーション製作の長編アニメ「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の視聴回数が、6月20日の公開から累計2億3,600万回を記録し、同プラットフォームで史上最も視聴された映画となったと発表した。8月24日までの週でさらに2,540万回視聴され、同週の視聴ランキングでも1位を獲得している。

欧米豪の劇場とNetflixで公開されたシングアロング・イベントが追加の視聴を後押しした。

同作品に登場する架空の音楽グループ「HUNTR/X」の楽曲「Golden」は、米ビルボード・ホット100で1位を獲得。この曲はNetflixによりアカデミー賞にエントリーされた。

8月25日には、同アニメのサントラが、米ビルボード・ホット100で4曲同時にトップ10入りした史上初の音源となったこと分かった。

HUNTR/Xのミラの歌唱を担当しているR&Bシンガー兼ラッパーのAudrey Nunaは「韓国文化を異なるレベルのプラットフォームに引き上げるプロジェクトに参加できることを、非常に光栄に思っている」とコメントしている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「アニメ発の架空グループが米ビルボード1位を獲得したことでも話題になったNetflixの「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」だが、Netflixでも歴代ナンバー1の視聴数を記録した。以前もコメントしたが苦戦の続いていたNetflixオリジナルアニメが今回、ついに成功して同社のサランドスCEOも大喜びだ。アニメはソニー・ピクチャーズのアニメ部門が制作、音楽はアリアナ・グランデ、テイラー・スウィフト、ドレイクなどが所属し、JYP Entertainmentとの提携でTWICEの米国進出も手掛けたユニバーサルミュージック傘下のRepublic Recordsが担当。主人公のRumi役はSMエンターテイメントでトレーニーだったEJAE、イケメンの敵役は韓国系シンガーソングライターのAndrew Choiで、ゲストにTWICEも参加。音楽プロデューサーはBLACKPINKなどを手掛けるTeddy Parkが中心で、ソングライターはBTSの楽曲を手掛けたJenna Andrews、Stephen Kirk、Lindgren。アニメの原案を練り上げ、共同監督も務めたのはドリームワークスなどで仕事をしてきた韓国系アメリカ人のMaggie Kangというなかなかフレッシュな布陣で大成功を収めた」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。