不正検知技術のBeatdapp、新プラットフォーム「Beatdapp Trust & Safety Operating System」導入
デジタルプラットフォームが不正行為やボット活動への対策強化を迫られる中、デジタルプラットフォーム向け不正検知技術を手がけるBeatdappは12月3日、セキュリティー課題に対処する新プラットフォーム「Beatdapp Trust & Safety Operating System」を発表した。音楽業界のほか、ゲーム企業、ストリーミングサービス、オンラインマーケットプレイスを対象とする。
単一プラットフォームに、不正行為や操作された活動を阻止するための「異常検知」、本人確認のための「顧客デューデリジェンス」、人間が作成したコンテンツと合成コンテンツを区別する「AI音楽検知」、パーソナライズ機能を提供する「レコメンデーションシステム」、ユーザーアカウントを保護する「アカウント乗っ取り検知」の5つの主要機能を統合。本人確認機能は、英国企業Arcartaの技術を採用している。
Beatdappは、ストリーミング詐欺対策のため複数の音楽企業と提携。提携先にはユニバーサル ミュージック グループ(UMG)のほか、音楽配信サービス「Audiomack」や「Beatport」、BtoB音楽ストリーミング技術プロバイダーのチューンド・グローバル、米著作権管理団体MLC、ソーシャル音楽プラットフォーム「Hangout」、音楽生成AI「Boomy」が含まれる。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「BotとAIを使って音楽配信からアーティストの売上を掠め取るストリーミング詐欺の被害額は既に日本の音楽ソフト売上に匹敵するが、どう対策するか?レーベルや音楽配信も頭を抱えていたが、Beatdappが一括で対策するプラットフォームを立ち上げた。音楽だけでなく、ゲームやチケッティング、映像配信でも利用することができる。縁の下の力持ちだが、非常に助かるサービスだ」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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