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クリエイト・ミュージック・グループ、4.5億ドルを追加調達 企業評価額は22億ドルに

ビジネス 海外

デジタル音楽サービスを手がける米クリエイト・ミュージック・グループ(CMG)は3月4日、継続的な事業拡大に向けて、最新の資金調達ラウンドで4億5,000万ドル(約710億8,222万円)を追加調達したと発表した。企業評価額は22億ドルと、2年前(10億ドル)から倍以上に拡大している。Music Business Worldwide(MBW)が伝えた。

同社は創業者が過半数の株式を維持する一方、機関投資家であるアレス・マネジメント、2マイル、フレックスポイント・フォードがそれぞれ少数株式を保有している。今回の資金調達では銀行グループの支援も拡大された。

CMGはかねて買収を積極的に進めており、過去12カ月間だけで買収、前払金、その他の成長戦略に5億ドル以上を投資。グローバルなリーチを持つ持続可能な音楽ビジネスの共同所有者兼運営者として規模を拡大したとしている。

ジョナサン・ストラウス共同創業者兼CEOは「メディア、テクノロジー、クリエイティブ所有権の未来が書き換えられるこの時代に、われわれは音楽・メディア業界で最も先見性のある起業家たちの決定的なプラットフォームとなった」とコメントした。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

インディーズも巨額投資を受ける時代になった。評価額約3,300億円のCMGが体現するのは、「レーベルのアイデンティティを守りながら規模を持つ」というインディーズ業界が長年夢見てきた命題への、ひとつの答えだ。Broke、Monstercat、!K7、Mau5trap……傘下に入っても各レーベルは自走し続ける。メジャーに飲み込まれれば失うA&Rの自由度を、CMGは明示的に守ることで差別化してきた。今回の4億5,000万ドルはその証明書でもある。機関投資家が「インディーズの自律性モデル」にここまで大きく賭けたのは異例だ。背景にはインディーズの台頭がある。アーティスト直接配信を含むインディーズのグローバル収益シェアはすでに4割を超え、メジャー3社の牙城を着実に切り崩している。CMGはその流れに乗るプラットフォームとして自らを位置付ける。ただし規模が大きくなるほど「自律性の保証」を維持するのは難しくなる。買収を重ねながら独立性を担保できるか——それがCMGの本当の試練だ。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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