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ユニバーサルミュージック、第4四半期も増収増益 テイラー・スウィフトや「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」が伸びけん引

ビジネス 海外

ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)は3月5日、2025年第4四半期(10〜12月)の売上高が36億500万ユーロ(約6,620億5,000万円)となり、恒常為替レートベースで前年同期比10.6%増加したと発表した。テイラー・スウィフトや「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」サウンドトラックなどが貢献し、音楽ソフトが堅調な伸びを示した。

売上高を部門別に見ると、音楽ソフトは27億6,900万ユーロで実質13.9%拡大。うち、サブスクリプション(※有料ストリーミング配信)は7.7%増の12億5,700万ユーロ、ストリーミング(※無料ストリーミングにおける広告売上の分配)は9.3%増の3億8,700万ユーロだった。ダウンロード・その他デジタルは8,500万ユーロと107.3%増加。フィジカルは21.3%増の5億2,400万ユーロ、ライセンス・その他は18.1%増の5億1,600万ユーロとなった。

音楽出版は5億9,300万ユーロで実質1.4%伸び、マーチャンダイズ・その他はほぼ横ばいの2億4,800万ユーロだった。

EBITDA(利払い・税引き・償却前利益、特別損益除く)は実質6.4%増の8億1,000万ユーロ。これをベースとした利益率は22.5%と、1年前から0.7ポイント悪化した。

通期で見ると、売上高は実質8.7%増の125億700万ユーロ。調整後のEBITDAは28億1,000万ユーロと8.6%拡大した。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「CDが売れない時代」に、UMGのフィジカル売上が21.3%増。この逆説的な数字がQ4決算のハイライトのひとつだ。ビニールレコードが米欧で好調で、フィジカル全体を押し上げた。ストリーミング全盛の時代に「モノとして音楽を所有したい」需要が根強いことを、世界最大の音楽会社の決算が証明した形だ。全体のQ4売上高は恒常為替レートベースで10.6%増の約6,620億円。ただしダウンロード107%増はUdioとのAI訴訟和解金の一括計上で、差し引くと地力の成長率はもう少し穏やかだ。注目はDowntown Music買収を完了し、2026年からFUGA・CD Babyを傘下に収めた新体制での戦い方だ。インディーズ市場の取り込みとAIを活用した新収益源の構築——グレンジCEOが「2025年はクリエイティブにも商業的にも戦略的にも際立った年」と総括した先に、何が待つか。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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