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クリエイト・ミュージック・グループ、カナダレーベルNettwerkに3億ドル出資

ビジネス 海外

カナダのインディーズレーベル「Nettwerk(ネットワーク)ミュージック・グループ」は2月6日、デジタル音楽サービスを手がける米国のユニコーン企業クリエイト・ミュージック・グループ(CMG)との提携のもと、MBO(経営陣による自社の買収)の完了に向けて、既存投資家との間で最終合意に達したと発表した。

2月中を予定する同取引の完了時、CMG傘下のクリエイト・キャピタルはNettwerkに3億ドル(約465億円)以上を投資し、その後も相当な追加資金と支援サービスを提供する。これにより、Nettwerkは経営陣が所有権比率を引き上げ、同社が「アイデンティティーと独立性」を維持できると説明している。

Music Business Worldwide(MBW)によると、この取引ではクリエイトがNettwerkの音楽知的財産(IP)ポートフォリオの支配権を取得する一方、Nettwerkは独立した所有・運営体制を維持する見通し。クリエイトはNettwerkのカタログを自社システムに移管し、CMGはこれを通じてIP価値の向上を図れると見込んでいる。

Nettwerkは1984年の設立。レコーディング、出版、マネジメントの事業を展開しており、コールドプレイ(米国)、サラ・マクラクランらも手がけた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「ディストリビューターから「カタログと運営の分離」という新モデルが登場。アメリカの音楽系ユニコーン企業Create Music GroupはNettwerkの音楽IPポートフォリオの支配権を取得する一方、Nettwerk経営陣は所有権の約80%を維持し独立運営を継続。背景には金融テックでユニコーン化したCreateの買収攻勢がある。2024年に評価額10億ドル突破後、Deadmau5/Mau5trap(5,500万ドル超)、ドイツの!K7、カナダのMonstercatと立て続けに買収。月間1,500億ストリームのインフラにカタログを統合しIP価値向上を図る。メジャー傘下でもなく、カタログ丸ごと売却でもない「第三の選択肢」だ。文化は守り、IPは託す——インディーズの新しい生存戦略といえそうだ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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