音楽ビデオの静止画を一点物のアートワークに ユニバーサル ミュージック、スタジオ「Pause」立ち上げ
ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)の英国法人は、音楽ビデオの静止画(コマ)を収集可能な一点物のアートプリントに変換するスタジオ「Pause」を立ち上げた。第1弾は、エイミー・ワインハウスの「You Know I’m No Good」。Music Business Worldwide(MBW)が伝えた。
「The Pause Player」で、ユーザーが音楽ビデオから気に入った1コマを選択すると、プロによる補正を施した上で、A3またはA2サイズの高級紙にプリントされる。各コマは一度しか使用されず、唯一無二の収集品であることを保証する鑑定書も付属する。
価格は、額縁なしA3サイズプリントの65ポンド(約1万4,000円)から、額縁付きA2サイズコレクターズエディションの495ポンドまで。A2版には、アーティストによる直筆サインが添えられる。
現時点の対象は音楽ビデオのみだが、映画、ゲーム、テレビ、ファッション、スポーツにも拡大する計画だ。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「音楽ビデオの好きな一コマを高級紙に印刷できるサービスをユニバーサルミュージックが英国で始めた。これは結構、芯を食っているアイデアと思う。(1)第一弾は故人だが、生きている人でもできる。(2)本人の稼働が無いのでアーティストに負担がかからない。(3)MVなので既にアート・ディレクション的に合格なので制作費が抑えられる(4)鑑定書付かつプロ補正を入れる=つまり限定販売なのでファンにとってもコレクション価値がある(5)CDやパーカーに続くスーパーファン向けのアイテムになる(6)スーパーファンPFでも展開しやすい。ユニバはWeverseと提携しているのでそちらでも登場しそうだ。」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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