YouTube、2人用サブスクを試験 有料プランへ移行促進

YouTubeは、インド、フランス、台湾、香港で、2人で1つのPremiumプランを共有できる試験的なプログラムを展開。競合SpotifyのDuoプランを反映したもので、無料ユーザーの有料への移行を促す最新の取り組みとなる。YouTube広報担当者の話を元に、Moneycontrolが5月5日伝えた。
インドでは2人向けのYouTube Premiumは月額219ルピー(約373円)で、個人向け(149ルピー)とファミリー向け(299ルピー)の中間に当たる。SpotifyのDuoプランと類似するMusic Premiumは149ルピー。参加者は同じGoogleファミリーグループに属し、13歳以上である必要がある。
Spotifyは2020年7月、米国とその他54の市場でDuoプランを開始。当時は米国で月額12.99ドルだったが、現在は16.99ドルに上がっている。
YouTubeは併せて、YouTube Premiumの廉価版「YouTube Premium Lite」を米国などで試験展開している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「YouTube Premiumにも2人向けのプランが登場。現在はインド、フランス、台湾、香港のみだが試験運用が終われば日本でも利用できるだろう。Googleファミリーグループに設定する必要があるということはSpotifyのDuoプランと同じく、同居が条件になりそうだ。インドだと個人向けとファミリー向けの中間ぐらいの金額なので、日本なら1,780円ぐらいか。日本の平家員世帯人数は2.2人ぐらいなのでかなりの潜在需要がありそうだ」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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