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韓国のエスエム・エンタテインメント、第2四半期は19.3%増収 アルバムとマーチャンダイズが伸びけん引

ビジネス 海外

韓国のエスエム・エンタテインメントは8月6日、2025年第2四半期(4〜6月)の連結業績を発表した。売上高は3,029億ウォン(約323億円)と、前年同期比19.3%増加。アルバム売上の急増と好調なマーチャンダイズが伸びをけん引した。

営業利益は92.4%増の476億ウォン。純利益は309億ウォンと267.2%伸びた。

親会社(エスエム・エンタテインメント)の売上高は2,203億ウォンと26.5%拡大。部門別では、主力のアルバム・デジタル音楽が37.9%増の990億ウォン、MD/ライセンシングは39.6%増の639億ウォンとなった。出演(テレビ/広告/イベント)は9.8%増の232億ウォン。一方、コンサートは336億ウォンで1.9%落ち込んだ。

同社のチャン・ジョンミンCFOは決算説明会で「新譜アルバムの販売枚数が前年同期比で190万枚以上増加した」ため、アルバム収入が急増したと説明した。

主要子会社の売上高は25.4%増の1,415億ウォンだった。

(文:坂本 泉) 

榎本編集長「韓国の音楽会社でHYBEに次ぐ規模を持つエスエム・エンタテインメントのQ2決算はアルバム売上の急増で前年同期比19.3%増の3,029億ウォン(約323億円)。RIIZE: 193万枚、NCT WISH: 134万枚、aespa: 90万枚が効いたようだ(Billboard Pro)。今年は創業30周年を迎え、様々なイベントやプロジェクトが走っていることも奏功している。”K-POPの父”イ・スマンは同社を離れたが会社は順調な模様で、イ・スマンも自ら作り上げたK-POPの勝利の方程式を、韓国人以外に当てはめることに新会社のA2Oで挑んでいる」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。