ユニバーサル、KDDIと音楽・エンタメのAI領域で戦略的パートナーシップ締結 A-Sketchを完全子会社化

ユニバーサル ミュージックは9月26日、KDDIと音楽体験の新たな価値創出を目指し、音楽・エンタメ領域における戦略的パートナーシップを目的とした業務提携に関する覚書を締結した。

この提携を通じて両社は、AIなどの先端技術を活用した新たなエンタメ体験や、新たなアーティストとファンのコミュニケーション手法などの協議・検討を進め、2026年以降の具体的な事業内容の決定を目指す。

主な取り組みとして、AI技術などの先端技術を活用しつつ音楽そのものの価値を守りながら、ファンとアーティストの間の音楽の楽しみ方や便利さを一つ押し上げる新しい音楽体験の創造と、より革新的なアーティスト支援の実現を目指す。

具体的には、AI技術の活用により可能となるパーソナライズされた音楽体験や、アーティストとファンの新たなコミュニケーション手法などを共同開発する。また、新サービスから得られる様々なファンインサイトや統計情報などを、アーティストの活動を支えるパートナー企業も活用することで、次世代アーティストのさらなる飛躍を後押しする。

各社の役割として、KDDIはAIをはじめとしたデジタル技術の知見を活用しサービス提供環境の構築などを行い、ユニバーサル ミュージックは新たなアーティストの発掘・育成のほか、ファンとのつながりを深めるための施策の検討を行う。

また9月30日、ユニバーサル ミュージックはKDDIが保有するA-Sketchの発行済株式を取得し、完全子会社化した。