SM ENTERTAINMENT JAPAN、25年1月~6月期は57%減益

SM ENTERTAINMENT JAPAN(旧ストリームメディアコーポレーション)は、2025年12月期第2四半期(中間期)の連結業績(2025年1月1日~6月30日)を発表した。
売上高は48億6,700万円(前年同期比6.3%減)、営業利益は1億3,800万円(同56.4%減)、経常利益は1億4,200万円(同56.6%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は3億6,500万円(同28.4%増)となった。
エンターテインメント事業は、コンサート事業で「東方神起 20th Anniversary LIVE TOUR~ZONE~」が全22公演で約35万人を動員。「NCT 127 4TH TOUR ‘NEO CITY:JAPAN – THE MOMENTUM’」が計4公演で約8万人を動員したことに加え、ソロ活動による小規模公演も計33公演開催した。MD事業においては「2025 aespa LIVE TOUR – SYNK PARALLEL LINE – ENCORE」等の、韓国から輸入する受注生産のグッズが収益に大きく貢献。その他の事業においては、所属アーティストの広告起用が継続的に増加しており、NCT WISHがNew Balanceのサマーアパレル広告のモデルに抜擢されたことに加え、NCT 127のYUTAが「TWISTED PARADISE」をリリースし、オリコンROCKランキング3週連続1位を獲得する等、印税収入も業績に寄与した。この結果、売上高は36億7,300万円(前年同期比7.5%減)、セグメント利益は2億7,300万円(同41.7%減)となった。
ライツ&メディア事業は、ライツ事業で「目覚ましSuperTV」「初々しいロマンス」等、計8作品を獲得し、その結果、当中間連結会計期間においては累計14本を獲得し、新作コンテンツの一部について収益構造の転換を進めた。メディア事業においては、グループシナジーを活かした、SMTOWN LIVEやSHINeeなどのプレミアムコンテンツ計4作品を放映し、その結果、当中間連結会計期間においては累計10本を放映。多チャンネル市場縮小による権利販売減少の影響を受け、視聴者の新規獲得および解約防止を図ることに加え、コストコントロールを徹底し、事業全体の効率化を推進している。この結果、売上高は11億9,300万円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益は1億3,400万円(同18.0%減)となった。
通期の連結業績予想については、2月5日に公表したものを据え置いた。
広告・取材掲載