韓国NAVER、Spotifyと提携 有料メンバーシップ特典に「Spotify Premium Basic」追加
韓国の検索エンジン「NAVER」は11月28日、Spotifyとの戦略提携の下、新たな音楽ストリーミングプログラムを開始すると発表した。Spotifyは、苦戦する韓国市場でのユーザー拡大を狙う。
NAVERの有料会員サービス「NAVER Plus Membership(月額4,900ウォン)」のコンテンツラインナップに「Spotify Premium Basic」を追加。Spotifyの公式アプリ経由では月額7,900ウォンとなるサービスを、追加料金なしで楽しめるようになった。
また、NAVERの主要サービスとSpotifyを統合。NAVER地図アプリのナビゲーションモード使用中にも、ナビゲーション画面に表示されたSpotifyアイコンからSpotifyアプリへ容易にアクセスできるようになった。さらに、NAVERで音楽を検索すると、Spotifyプレーヤーでコンテンツを視聴可能に。今後、さらにNAVERプラットフォームへのSpotify統合を進めるとしている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「韓国の検索エンジンNaverがSpotifyと提携。韓国ではわずかにGoogle検索を上回るトップシェアを持つ。大きいのはNAVERの有料会員(月額4,900ウォン=約520円)になると「Spotify Premium Basic」がタダで利用できる点だ。韓国はMelonが音楽配信トップだがSpotifyが急激に追い上げている。Naverも自社音楽配信VIBEを運営していたがはかどらず、今回の提携を選んだ」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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