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長渕剛氏が代表を務めるオフィスレン、イベント会社に破産申立 ツアー代金約2億6千万円未払いで

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歌手の長渕剛氏が代表を務めるオフィスレンが、イベント運営を委託していたダイヤモンドグループを相手取り、東京地裁に破産を申し立てたことが東京商工リサーチの取材で判明した。

破産申立の背景には、ツアー分配金約2億円とファンクラブ会費約2,500万円など合計約2億6,000万円の未払いがある。申立代理人の加藤博太郎弁護士は「債務者はツアー代金の大半とファンクラブの売上を自己のものとして支払わない。横領に及んだものと考えており、断固たる法的措置を講じていく」と語った。

オフィスレンとダイヤモンドグループは、2024年6月から2025年10月に開催されるツアーイベント「TSUYOSHI NAGABUCHI ARENA TOUR 2024 “BLOOD”」の企画運営やグッズ製作、プロモーションなどについて契約を2023年5月に締結。ツアーは予定通り開催されたが、契約に基づく支払いが行われなかった。

加藤弁護士は「債務者の未払い額、使途不明金が2億円を超え、多額に及ぶ。本件の債権者破産によって、債務者のカネの流れを追及していきたい」とし、今後は刑事告訴も視野に入れているという。

東京商工リサーチ取材による 長渕剛氏 コメント

私は47年Live一途に生きてきたと言えよう。
たくさんの先輩方にお世話になりここまできた。
現在興行は細分化され『興行師』から『イベンター』へと名称が変わった。
本来はアーティストとイベンターが一枚岩になり全国に伝えるべきそのアーティストの作品や思想が主眼であるが道理だ。
しかし、共闘し日本に音楽をしっかり届けて行こう!と言う考え方から大きく本質がズレてしまったと私は強く思う。
私はそれでもLiveを続行している。
その中でも絶対に許してはならないイベンターが今回存在した。
ダイヤモンドグループという会社だ。
制作会社と名乗り実態は惨憺たるものだった。

チケット売り上げを懐に入れ違う目的の為にそれを無断で使用しさらに約束の期日過ぎても嘘を並べたて返さない会社。
聖なる音楽の領域の中に一つも音楽の事、アーティストの事を理解もせず、偽物が存在する!ってことをきちんと表明しなければ。
次の犠牲者が必ず出る。
そう強く私は感じた。
会社と代表者個人の債権者破産手続を取ることにした。
音楽は力を持っている。
アーティストが苦しみ楽曲を書き、人々の耳からはいり心に届く。
間に関与する不純な輩にまんまとやられるわけにはいかないのだ。
だからここに表明する。