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YouTubeの広告収入、主要な伝統的メディア競合4社の合計上回る

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YouTubeの広告収入は、ウォルト・ディズニー、NBCユニバーサルメディア、パラマウント・スカイダンス、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)を合わせた額を上回っており、テレビ視聴者数においても競合他社を圧倒している。Digital Music News(DMN)が3月19日伝えた。

メディア調査会社モフェットネイサンソンによると、YouTubeの昨年の広告収入は404億ドルに達し、これに次ぐ4社の伝統的メディア企業の合計収入378億ドルを上回った。5位のフォックスを加えると、伝統的メディア企業の合計収入は448億ドルと、YouTubeをわずかに上回ることになる。

1年前のYouTubeの広告収入は361億ドルと、伝統的メディア競合4社の合計418億ドルに及ばなかった。

調査会社ニールセンによると、YouTubeは1月の米国のテレビ総視聴における最大のシェア(12.5%)を確保。ディズニー、NBC、パラマウント、WBDのストリーミングサービスを合わせた数を上回った。この分野では、NetflixがYouTubeに次いで2位につけているが、広告収入の分野ではまだ主要プレイヤーとはなっていない。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

アメリカでYouTubeがテレビを超えた。しかもその「YouTube」は、スマホではなくテレビの大画面で見られている。2025年、米国でYouTubeの視聴時間はスマホを抜き、テレビが主要デバイスになった。1日10億時間がリビングルームの大画面で消費されている計算だ。常識はもうひとつ崩れている。YouTubeで最も見られているのは長尺動画ではなく、縦型の短尺動画「Shorts」だ。1日の再生数は2,000億回超で、モバイルファーストのはずのショート動画がスマートTVでも流れている。「スマホで隙間時間に見る動画」というYouTubeのイメージは、すでに過去のものだ。広告収入404億ドルがディズニー・NBC・パラマウント・WBD合計を上回ったのは、この視聴実態が広告主に評価された結果に過ぎない。音楽業界にとっては、MVもショートも、テレビという「家族が集まる画面」で流れる時代になったということだ。アーティストの映像戦略は、そこから問い直される。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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