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HYBEのパン会長、従業員への謝罪メールが流出 不正取引の疑惑巡り

ビジネス 海外

新規株式公開(IPO)に関連した不正取引の疑いで捜査を受けているHYBEの創業者で会長の房時赫(パン・シヒョク)氏は8月6日、全従業員に電子メールを送信。騒動が社員とアーティストの努力に影を落としてしまったことを謝罪するとともに、仕事で滞在中の米国からソウルに急ぎ戻り、当局の捜査に自ら対処する意向を示した。流出した電子メールを元に、フォーブス誌などが伝えた。

HYBEは、実際には上場準備を進めながらも、株式公開の計画がないと既存株主に説明し、同社幹部が設立した私募ファンド(PEF)に株を売却するよう誘導していた疑いが持たれている。パン会長はPEFと秘密裏に締結した契約に基づき、不正利益を得たとされている。7月24日には、韓国警察がソウル本社を家宅捜索した。同社は疑惑を否定している。

併せて同社は、IPOに関連した不正な証券取引と脱税の疑いで、国税庁から税務調査を受けている。

(文:坂本 泉) 

榎本編集長「7/24に株の不正取引疑惑でHYBEパン・シヒョク会長が捜査協力のため米国から帰国し、全社メールで「社員とアーティストの努力に影を落としてしまった」と謝罪(Forbes)。同社は売上2300億円超を誇るK-POP最大の音楽会社であるが、今回の疑惑を否定しており今後の成り行きを注視したい」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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