英国、CD需要が復活か Z世代のレトロブームや大物アーティストの「デラックス」版リリースで
Z世代のレトロブームや、テイラー・スウィフトやピンク・フロイドといった大物アーティストによる「デラックス」版リリースの人気を受けて、小売店やマーケットプレイスではCDとCDプレーヤーの需要が再び高まっているようだ。英紙ガーディアンが2025年12月23日伝えた。
英国の小売大手ジョン・ルイスでは、需要の復活に対応するためCDプレーヤーの品揃えを増やし、売上高は過去1年で74%拡大。ECプラットフォーム「eBay」英国サイトでもCDを検索する人が増えているという。
アナログ・レコードやCD、カセットを製造するキー・プロダクション・グループでは、CD製造の受注が前年比15%増加。同社の調査によると、物理媒体は若年層の英国人にとってますます重要になっており、過去12カ月間で、Z世代はミレニアル世代、X世代、ベビーブーマー世代よりも多くのCDを購入していることが判明。α世代のほぼ半数(46%)がCDを含む物理媒体で聴き、過半数はCDプレーヤーの使い方を知っていることが分かった。
CD人気の要因として、オアシスやパルプなど、90年代のクラシックなアーティストの復活や、1枚10~11ポンドと価格がアナログ・レコードよりはるかに安いことも挙がっている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「イギリスの若年層でCDブームが起きているようだ。「なんでレコードじゃなくてCD?」と思うかもしれないが、理由は単純でCDの方が安いから&アルファ世代(またはZ世代の若年層)はコレクション意欲が高い&名曲を好む傾向があるからだ。Musicman大学#9でそのあたりも解説したのでよかったらご一読いただきたい。なお同国のCD売上は音楽売上の5%ほど。」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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