Spotify、コンサートチケットプラットフォームとの連携拡大 米SeatGeekと提携
米国のチケットプラットフォーム「SeatGeek」は2月19日、Spotifyとの連携を発表した。Spotifyユーザーがアーティストページや今後のツアー日程を閲覧する際、特定の会場でSeatGeekが提供するコンサートチケット購入リンクが表示されるようになる。
この連携の対象は現在、グレンデールのステートファーム・スタジアム、ナッシュビルのニッサン・スタジアム、アーリントンのAT&Tスタジアムといった、SeatGeekが一次チケット販売業者となっている米主要15カ所の会場パートナーで、二次市場のチケット掲載は含まれない。
Spotifyは1月、チケット販売パートナーを通じてファンとライブイベントを結びつけることで、アーティストのチケット売上高を10億ドル以上増加させることに貢献してきたと発表。同社はTicketmaster、AXS、Eventbrite、DICE、Bandsintownを含む45社以上のチケット販売パートナーと提携している。
Spotifyは2022年にチケットの直接販売に乗り出したが難航したため、2年後に撤退。既存のチケット会社との提携へと方向転換した経緯がある。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「Spotifyがチケットプラットフォーム「SeatGeek」と連携した。7.5億人のMAUを抱えるSpotifyのアーティストページから、直接チケット購入へ誘導する仕組みだ。Spotifyは2022年にチケット直販に乗り出したが難航、2024年に撤退し「パートナーシップ型」へ転換した。現在は45社以上と提携し、アーティストのチケット売上10億ドル以上の創出に貢献したという。自社データによると、22.8万アーティストが公演を掲載、うち18.2万アーティストがクリックされ、7.4万アーティストが実際にチケット販売に至った。「聴く」から「観に行く」への導線が、数字で可視化されつつある。興味深いのはTicketmasterとSeatGeekの両方と提携している点。自らは中立的な「発見レイヤー」に徹し、チケット会社同士の競争から距離を置いている」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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