ユニバーサル ミュージック、スーパーファン向けプラットフォーム「EVEN」と提携
ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)は2月18日、D2C(消費者直接取引)プラットフォーム「EVEN」と新たな複数年契約を締結したと発表した。
EVENは今後、UMGのファン直結リソースとして位置付けられ、UMGのレーベルおよびアーティストに対し、楽曲への先行アクセス、限定コンテンツ、コミュニティー機能を提供。チャート対象となるアルバムやグッズ(フィジカル・デジタル)の販売も支援する。両社は、J.コールやワーレイ(Wale)らのキャンペーンで協業した実績がある。
2024年4月にサービスを開始したEVENは、直接登録と110カ国・3,000以上のレーベル・ディストリビューターとのパートナーシップを通じて、50万組以上のアーティストに利用されている。140通貨に対応した30以上のグローバル決済方法をサポートし、アルバム売り上げデータはビルボードチャートに反映される。
UMGのルシアン・グレンジ会長兼CEOは、2026年の戦略的優先事項の1つとして、スーパーファンの収益化を挙げている。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「UMGがD2Cプラットフォーム「EVEN」と複数年契約を締結。先行アクセスや限定コンテンツに加え、チャート対象となるフィジカル・デジタル販売を一元化する。注目すべきはUMGの「二正面作戦」。同社は2024年にHYBEと10年間の独占契約を結びWeverseへ出資。Ariana GrandeやGracie Abramsら自社アーティストを送り込み、WeverseのMAUは2025年Q3に過去最高の1,160万人を記録。一方のEVENは、独自の「Pay-what-you-want(価格自由設定)」モデルを武器に急成長し、今や世界110カ国のディストリビューション網と連携する。ユニバのグレンジCEOが掲げる「スーパーファン収益化」の2026年戦略において、K-POP発のWeverseと米国発のEVENは、ファンダム経済のインフラを握るための両輪となりそうだ」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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