音楽業界、AI音楽の検出技術を構築中 「削除でなく、ライセンスとコントロールが目標」
【榎本編集長】
「何気に重要なニュース。音楽に限らず一度、生成AIでアウトプットされたら元の学習素材がわからないというのが大問題だったが技術革新が進み、音楽に関しては例えばSunoで生成した曲の元ネタとなった楽曲をある程度、特定できるようになりそうだ。既にAIで生成した楽曲を検出→削除するAIは実用化され、Spotifyなど大手サブスクが導入しているようだが、今回のは音楽業界が生成AIを積極活用する未来を切り開く可能性を持つ。世界の音楽業界は既にSunoやUdioを裁判で訴えつつ、同時にライセンス交渉も進めているが、鍵となるのがAI企業側の自己申告がなくてもどの楽曲が元ネタになっているか割り出して自動的にライセンスできるようにするテクノロジーだった。欧米の裁判所に関係なく著作権のある楽曲をAIの学習材料に出来る国がこの分野で急進しており、生成しても元の素材が割り出せるなら対応の仕方も出てくる。中国のDeepSeekショック以来、英政府や米トランプ政権でAIが著作者の許可なく音楽を学習材料に出来る法案が進んでいるが、この法案が通るとライセンシング契約は意味がなくなってしまうところを、技術的に阻止できる大きな役割を果たすだろう」
2025年7月8日 18:00