Spotify、AI DJ機能を日本でも提供開始 プレミアム会員限定で
SpotifyのAI DJ機能(AIがユーザーの音楽の好みを分析して専用ラジオステーションをかけてくれる機能)が、日本、ベルギー、チェコ、デンマーク、フィンランド、オランダ、ノルウェー、ポーランドで利用できるようになった。ただし、プレミアム会員に限られる。Digital Music News(DMN)が3月18日伝えた。
それによると、同機能は英語またはスペイン語で利用可能だが、日本では英語版のみ対応している。
SpotifyのAI DJは「アーティストや楽曲に関する解説とともに、厳選された楽曲のラインナップを提供する」パーソナライズされた音楽ガイド。聴きたい曲やムードが決まっている場合は、直接リクエストして、プレイリストを作成してもらうこともできる。
同機能は2023年のリリース以来、850億回以上の再生数を記録。対象市場は2025年5月時点で60超に拡大していた。
利用するには、検索バーに「DJ」と入力するか、画面右下のDJボタンをタップして音声またはテキストでリクエストを送信する。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
世界中で爆発的な視聴時間を記録しているSpotifyのAI DJが日本に上陸(※英語)。ラジオDJがAIになった、とも言える機能だ。ユーザーの好みを分析しながら楽曲とともに解説を語りかける——かつてのFM DJが担っていた「音楽の文脈を伝える」役割をAIが引き継いだ形だ。TikTokのFYPがアルゴリズムで次の曲を黙って流すのに対し、AI DJは「なぜこの曲か」を言葉で添える。その違いは小さいようで大きい。語りかけるDJの言語がローカライズされていない分、体験の深さは現時点では限定的だ。ただし60以上の市場で展開が進む中、日本語対応は時間の問題だろう。「音楽を発見する体験」の設計競争が、SpotifyとYouTube、TikTok、そしてChatGPTの間で激しくなっている。AI DJはその中でSpotifyらしい答えのひとつだ。ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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