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ワーナー・ミュージック、Netflixと独占契約 アーティスト・ソングライターのドキュメンタリー制作で

ビジネス 海外

ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)は3月20日、Netflixと独占的な複数年契約に基づくクリエイティブ・パートナーシップを締結したと発表した。Netflixは、故人を含むWMG所属アーティスト・ソングライターのドキュメンタリーシリーズや映画を制作する。

WMGは、アマンダ・ゴースト氏とグレゴール・キャメロン氏が運営する映画・演劇・音楽制作会社「ユニグラム(Unigram)」と提携し、WMGの長編番組制作部門として機能させる。ゴースト氏は2015年、WMGの筆頭株主であるレン・ブラバトニック氏の投資会社「アクセス・インダストリーズ」と組んでユニグラムを設立した。

WMGとユニグラムは、各プロジェクトをアーティスト本人や遺産管理団体と協力して開発していく方針だ。

ブルームバーグは2025年10月、WMGとNetflixが、WMG所属アーティストや楽曲を題材にした映像作品の制作を巡る契約で合意間近だと報じていた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「故人を含む」という一文が、この契約の射程を示している。WMGとユニグラムが映像プラットフォームと連携して制作するのは現役アーティストだけではなく、伝説的な故人アーティストのドキュメンタリーや映画も含まれる。WMGがカタログを保有するデヴィッド・ボウイやレッド・ツェッペリン——映像化されることでさらに輝くストーリーは少なくない。ストリーミング時代に旧作カタログの価値が再評価され、投資家が音楽IPに殺到している流れと、この映像化戦略は地続きだ。「聴く」だけでなく「観る」ことで新たなファンが生まれ、ストリーミング再生数が上がり、カタログの資産価値が高まる——好循環の設計図が見える。ユニグラムはWMGの社内部門ではなく出資先のパートナー企業だが、こうした制作機能を外部と連携しながら強化することで、作品ごとに最適なプラットフォームと交渉できる体制が整う。音楽レーベルが映像制作に本腰を入れる流れが、また一歩進んだ。

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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