広告・取材掲載

広告・取材掲載

YouTube、AI推進で製品チーム再編 米で希望退職を募る

ビジネス 海外

YouTubeは、AIを「次なるフロンティア」と位置付け、製品チームを再編。この一環で、米国拠点の従業員を対象に退職金付きの希望退職パッケージを提供する。ニール・モーハンCEOの従業員に宛てた文書を基にAI専門メディア「Sources」が10月30日に報じた内容を、YouTube広報担当者が認めた。

同社は今回、製品チームをCEO直属の3つの独立組織に再編する。「サブスクリプション製品」チームは、YouTube MusicやYouTube Premium、OTTにおけるYouTubeのサブスク製品に注力。「視聴者向け製品」チームは、YouTubeアプリ、YouTube Kids、ラーニングなどにおける視聴者体験に、「クリエイター&コミュニティー向け製品」組織は、クリエイター支援とコミュニティー構築にそれぞれ焦点を当てる。

組織再編に伴い、希望退職者を募るものの、解雇は行わないとしている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「YouTubeが社内的に大幅再編される。これに伴い希望退職を募りだした。ただ「AIで人手が要らなくなった」という感じではなく、「戦略的重病分野がサブスクやAIになったので組織を再編し、重要度の低くなった部門を無くす」という感じのようで、解雇は無い。みっつの部門に再編され、まずPremiumやMusicなどのサブスクリプション製品部門、次にスマホアプリやTVアプリなど視聴者製品部門(YouTubeは米国でスマホよりTVで見られうようになるなど大きな変化が始まっている、三番目がクリエイター&コミュニティ製品部門で、ショート動画などでユーザーが生成AIを使えるようにしていく部門と、AIがサブスクやアプリと並ぶ重要部門として昇格した」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

@musicman_nusicman