トゥモローランド2025、TikTok史上最多のライブイベント視聴者数を記録

TikTokは8月1日、ベルギーで7月に開催されたEDMフェスティバル「トゥモローランド2025」のライブ配信について、ユニーク視聴者数が7,400万人以上となり、同プラットフォームでライブ配信されたライブイベントとして過去最多を記録したと発表した。2023年開催分のユニーク視聴者数は1,600万人だった。
トゥモローランドのコンテンツの視聴数は、フェスティバル開催週(2週間)で24億回以上。同フェスの公式アカウントは、同期間に190万人の新規フォロワーを獲得し、フォロワー数は920万人とTikTokで最大のフェスアカウントとなった。
TikTokとトゥモローランドは今年7月、新たなパートナーシップを締結。TikTokはオフィシャルコンテンツパートナーとして、ライブ配信のほか、舞台裏コンテンツやアーティストのコラボレーション、インタラクティブなファン体験を提供するとしていた。フェス開催前に共同でソングライティング・キャンプを開き、制作された楽曲はフェス本番で初披露されてから配信となった。
トゥモローランドでTikTokと提携したアーティストは、ライブ配信またはコンテンツスタジオを通じて、合計300万人の新規フォロワーを獲得した。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「世界的なEDMフェスの草分け「トゥモローランド2025」のライブ配信がユニーク視聴者数7,400万人超え。フェスのライブ配信の歴史は2011年にグラストンベリー、コーチェラそしてトゥモローランドが本格的に始め、日本だと2012年にフジロックも本格始動。アーティスト単体だと2009年のU2のライブ配信が話題になっている。ちなみに私は2000年からほぼ毎週、国内メジャーアーティストのライブ配信の制作ディレクターを3年ほどやっていたが早すぎた。ただ、そこでストリーミングの創成期にいたことで2001年の音楽サブスク誕生、2005年のYouTubeとPandora Radio誕生、2008年のSpotify登場に気づき、2016年の日本での音楽サブスク元年にはストリーミング普及後の次の大物を探すことが仕事のテーマになった」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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