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ぴあ、24年4月~25年3月期は過去最高益 今期は5期ぶり復配見込む

ビジネス 音楽業界

ぴあは、2025年3月期の連結業績(2024年4月1日~2025年3月31日)を発表した。

売上高は453億6,200万円(対前年同期比114.6%)、営業利益は26億3,600万円(同217.9%)、経常利益は23億7,800万円(同257.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は15億9,100万円(同142.3%)となった。

音楽・演劇・スポーツ・夏フェス等の大型興行の企画・主催、集客イベントのチケット販売、チケッティングビジネスを核としたソリューション事業やぴあカード会員事業の拡大、当社保有の「ぴあアリーナMM」の堅調な稼働率等を追い風に、取扱高ベースでの売上は2,700億円規模となり、連結会計年度での過去最高水準となった。

一方、数年来にわたるシステム運用費やセキュリティ対応コスト・取引先への外払手数料の増大、資材費や物流費・人件費等の高騰に対応するべく、昨年10月より、2006年のチケットぴあサービス利用料の導入以来初めて、一部料金の改訂を実施。中期経営計画に掲げた「デジタルメディア・データマーケティング事業」「ホスピタリティ事業(VIP向け高付加価値チケットの販売)」「グローバル・イベント事業(万博等の国際的イベントのチケッティング業務受託や、エンタメコンテンツの輸出入事業)」等、新規事業への戦略的投資の成果も表出し始めている。

こうした新規事業投資、給与アップを含めた人的資本投資、その他経営コストの増加を吸収する形で、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は、いずれも前期実績を大幅に上回り、過去最高益を更新した。

中期経営計画の最終年度である2025年度(2026年3月期)の業績については、売上高は470億円(対前年度比103.6%)、営業利益は34億円(同129.0%)、経常利益は32億円(同134.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は23億円(同144.5%)を想定。営業利益は、中期経営計画の当初目標である28億円をすでに上回る予想となっており、この結果、2025年度中には、コロナ禍で生じた多額の累損(最大で2021年度末▲49億円、2024年度末には▲9億円まで回復)を一掃し、5期ぶりに復配の実現を図るとしている。

売上に貢献した主なイベント(主催事業含む)

・SODA presents Battle of Rock ~Mission of 7 MEN 侍~
・MUSIC BANK FES
・プロ野球公式戦/サッカーJリーグ/大相撲
・リポビタンDチャレンジカップ/FIFAワールドカップ26アジア最終予選
・Mr.Children/福山雅治/Mrs.GREEN APPLE/Vaundy/椎名林檎/YUKI
・ONE OK ROCK/UVERworld/ずっと真夜中でいいのに。/Perfume
・Creepy Nuts/槇原敬之/松田聖子
・NewJeans/Kep1er/NiziU/Stray Kids/ZEROBASEONE
・Maroon5/Oasis
・Endless SHOCK/劇団☆新感線
・キヨの東キヨドーム in TOKYO DOME
・パンのフェス/おやつ市場

売上に貢献した主なメディア商品

・「森のカフェと緑のレストラン」シリーズ
・「ぴあMUSIC COMPLEX SPECIAL EDITION3~Mrs. GREEN APPLE~」
・「ジェイソン流お金の稼ぎ方」「(同)増やし方」
・「不可能を可能にする大谷翔平120の思考」
・「栗山英樹の思考 若者たちを世界一に導いた名監督の言葉」
・「大阪・関西万博ぴあ」

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