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河合楽器製作所、24年4~25年3月期は89%減益 今期は大幅増益を見込む

ビジネス 音楽業界

河合楽器製作所は、2025年3月期の連結業績(2024年4月1日~2025年3月31日)を発表した。

売上高は729億1,800万円(前期比72億7,400万円減)、営業利益は3億1,600万円(同29億3,900万円減益)、経常利益は4億7,400万円(同37億2,600万円減益)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億500万円(同23億7,700万円減益)となった。

楽器教育事業は、新型コロナウイルス感染症拡大時の巣ごもり需要の反動や物価高に伴う消費者マインドの悪化などにより、売上高は583億7,900万円(前期比72億8,900万円減)となり、在庫水準適正化のための減産の影響や材料費の高騰などにより営業損失は7億100万円(前期は営業利益23億5,300万円)となった。

素材加工事業は、自動車関連部品の受注増加などにより、売上高は97億2,900万円(前期比1億8,900万円増)となり、営業利益は8億5,900万円(同1億500万円増益)となった。

その他の事業は、医療機関向けIT機器販売の受注減少などにより、売上高は48億900万円(前期比1億7,500万円減)となり、営業利益は2億3,600万円(同1,000万円減益)となった。

2026年3月期の連結業績見通しについては、中国の経済停滞や材料費高騰は継続するものと予想しているが、ブランド認知度拡大への投資を進めながら、主要市場での販売回復により増収増益を計画。売上高は760億円(前期比4.2%増)、営業利益は15億円(同374.6%増)、経常利益は15億円(同215.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8億2,000万円(同102.3%増)を予想している。なお、業績見通しの前提となる為替レートは、1USドル=143円、1ユーロ=161円、1元= 21円を想定している。