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アミューズ、25年4月~6月期は大幅増益 通期見通しを上方修正

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アミューズは、2026年3月期第1四半期の連結業績(2025年4月1日~6月30日)を発表した。

営業収入は226億5,700万円(前年同期比28.4%増)、営業利益は35億5,400万円(同303.9%増)、経常利益は35億4,000万円(同267.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23億4,700万円(前年同期は1億3,500万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。

営業収入については、前連結会計年度において連結子会社であった㈱A-Sketchの全保有株式を譲渡したことに伴う同社の連結除外の影響や前年同期に開催されたSEKAI NO OWARI ARENA TOUR 2024「深海」等の大型コンサートツアーの開催の反動減等の影響があったものの、主にサザンオールスターズLIVE TOUR 2025「THANK YOU SO MUCH!!」や星野源「Gen Hoshino presents MAD HOPE」等の大型コンサートツアー、ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」の開催等によりイベント収入が大幅に増加したこと及びサザンオールスターズや星野源等のコンサートツアーグッズに加えてグループ外のアーティスト等に係るグッズ・商品収入が増加したこと等の要因により、営業収入が前年同期比で大幅に増加した。

営業利益及び経常利益については、上記の大型コンサートツアー案件等に係る制作経費の計上やグッズ・商品に係る製造コストの増加等により営業原価は前年同期比で増加したものの、上記の大幅な増収の影響が営業原価の増加の影響を上回ったことに加えて㈱A-Sketchの連結除外や経費コントロールの実施等の結果、販売費及び一般管理費が前年同期比で減少したことにより営業利益、経常利益ともに前年同期比で大幅な増益となった。

親会社株主に帰属する四半期純利益については、上記の増益要因に加えて保有株式の売却に伴う投資有価証券売却益の計上及び前年同期における特別損失の計上の反動による増益に法人税等の計上を加味した結果、こちらも前年同期比で大幅な増益となった。

イベント関連事業は、営業収入が164億6,200万円(前年同期比53.3%増)、セグメント利益が25億6,500万円(同589.2%増)となった。

音楽・映像事業は、営業収入が41億9,800万円(前年同期比16.6%減)、セグメント利益が5億6,300万円(同100.2%増)となった。

通期の業績予想については、5月15日に公表したものを上方修正。営業収入は650億円(前期比4.7%減)、営業利益は38億円(同35.8%増)、経常利益は38億円(同28.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は25億円(同51.7%増)になるとみている。

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