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独立系アーティスト向け資金調達プラットフォーム「beatBread」、182億円を追加調達

ビジネス 海外

独立系のアーティストやレーベル向けの資金調達プラットフォーム「beatBread」は8月5日、1億2,400万ドル(約182億2,000万円)を追加調達したと発表した。調達した資金は、営業拡大やマーケティング、製品運営のほか、より柔軟な資金提供などに充てられる見通し。

今回の資金調達ラウンドには、シティ、デシエンス・キャピタル、ムッカー・キャピタル、アドバンテージ・キャピタル、GMOなどが参加した。

beatBreadは2020年の設立。ストリーミングとラジオから分配される収益を独立系アーティストらに前払いするシステムを構築している。今年2月時点で、6大陸にまたがる1,300件以上の顧客に前渡金を提供してきた。受け取れる金額は1,000〜100万ドルの範囲。これら前渡金は、既存の音楽カタログと未発表の新曲の両方をカバーしている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「音楽フィンテックのbeaBreadが182億円を資金調達。beatBreadは簡単に言うと、将来のストリーミング再生数をAIで予測し、その予想収益を担保にアーティストが制作費やマーケティング費を資金調達できる仕組み。レーベル契約のアドバンス(前払金)と違い、権利はアーティストが持ったままになる。2022年にはインディーズのElley Duhé が7桁ドル(日本円なら億単位)の資金調達を実現した。彼女は現在、Spotifyで13億再生の曲があり、億超えの曲を複数持っている。なお記事に出てくるGMOは日本のインターネット会社ではなくアメリカの投資会社費も

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。