ソニー、バンドラボと提携 立体音響コンテンツ制作を支援
ソニーは4月30日、シンガポールのバンドラボ(BandLab)テクノロジーズと戦略的提携を結んだと発表した。
初期段階として、登録ユーザー数1億人を超えるソーシャル音楽制作プラットフォーム「BandLab」アプリに、ソニーの空間音響技術「360 Reality Audio」を統合する。これにより、ユーザーはスマートフォンと標準的なヘッドホンやイヤホンで立体音響コンテンツを体験し、さらに制作も可能となる。
今夏からBandLabのSoundsマーケットプレイスで空間対応ビートを利用できるようになり、ユーザーはこれらビートをベースに、ボーカルやその他の制作要素を加えることができる。
両社は将来的に、BandLabアプリ内に共同ブランドのハブを導入し、音楽制作のための新たなツールや学習プログラムなどを提供する方針だ。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「ソニーのオーディオ部門が10億ユーザーを記録したバンドラボと提携。ユーザーは360 Reality Audioが制作できるようになる。バンドラボはオンラインでミュージシャン同士がコラボして音楽制作ができるDAW。ソニーの360 Reality AudioとAppleなどの空間オーディオの大きな違いは、ソニーの規格だと下方向にも音の空間を広げられる点にある」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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