ソニーグループ、24年4月~25年3月期の⾳楽分野は大幅な増収増益 今期は前年度並み見込む

ソニーグループは、2025年3月期の連結業績(2024年4月1日~2025年3月31日)を発表した。
音楽分野は、音楽制作及び音楽出版におけるストリーミングサービスからの収入増加、為替の影響、映像メディア・プラットフォームにおける㈱イープラスの連結子会社化の影響、音楽制作における興行・物販及びライセンスからの収入増加などのプラス要因により、売上高は前年度比14%増の1兆8,426億円(為替影響:+738億円)。増収や為替の好影響があった半面、販売費及び一般管理費の増加したことで、営業利益は同18%増の3,573億円となった。
ストリーミング売上成長率(ドルベース)は、音楽制作で前年度比5%増、音楽出版で同13%増だった。
2025年度の業績については、為替の悪影響はあるものの、音楽制作及び音楽出版におけるストリーミングサービスからの収入増加、映像メディア・プラットフォームにおけるアニメ事業からの収入増加などにより、売上高がほぼ前年度並みの1兆8,500億円になると予想。ストリーミングサービスからの収入増加の影響がプラスとなるが、為替の悪影響、映像メディア・プラットフォーム及び音楽制作における広告宣伝費の増加などにより、営業利益はほぼ前年度並みの3,550億円になるとみている。
なお、為替の悪影響により、音楽分野全体の営業利益は前年度比ほぼ横ばいとなるも、ソニー・ミュージックグループ(SMG)ではドルベースで1桁台後半の利益成長を見込む。
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