プレイリストマーケのSubmitHub、ピッチ成功へ10のヒント

音楽業界ニュースサイトのHypebotが、人気プレイリストのキュレーターに有料で楽曲をプロモーションできる「SubmitHub」を通じて、プレイリストのピッチを成功させるヒントを紹介している。
1. Spotifyのアルゴリズムにあなたの音楽のジャンルを教える
SubmitHubはジャンルをSpotifyに知らせるのに役立つ。
2. Spotifyは初月の再生1,000回達成が「おすすめ」のきっかけに
この達成にSubmitHubは効果的な方法を提供。
3. 常にプレミアム・クレジットを使用
SubmitHubのプレミアム・クレジットは、キュレーターが少なくとも60秒間耳を傾け、フィードバックを提供し、3日以内に返答することを保証し、承認の可能性を劇的に高める。一方、無料クレジットはキュレーターが5秒間聞くだけ。
4. 戦略的にプレイリストを選ぶ
SubmitHubのフィルターを使って、あなたのジャンルにぴったり合うキュレーターをターゲットにしよう。平均承認率が30%以上のプレイリストを選ぶと取り上げられる可能性が高まる。
5. 「フィードバックなし」オプションを避ける
常に「具体的で正直なフィードバック」を選択。キュレーターはあなたの曲に積極的に耳を傾け、関わりを持たざるを得なくなり、承認される確率が上昇する。
6. AI生成楽曲であるかも影響
SubmitHubでは、楽曲がAIで作成されたか尋ねられるようになった。正直に答えることで、あなたの楽曲を受け入れてくれるキュレーターに確実に提出できる。
7. 類似アーティストでターゲティング改善
提出時に正確な「類似アーティスト」を追加することで、SubmitHubのアルゴリズムが、あなたのスタイルを専門とするキュレーターとマッチングさせることが可能に。
8. リリース前のトラックを提出
SubmitHubでは、未発表の曲を売り込むことができる。リリース日には承認されたキュレーターがあなたの曲を自動的にプレイリストにシェアするため、時間を節約し、露出を最大化することが可能。
9. FacebookやInstagramの広告を自動化
SubmitHubでは、適切なリスナーをあなたの音楽に誘導する自動広告サービスを提供。
10. インフルエンサー・キャンペーンに無駄遣いをしない
SubmitHubは、数千ドルの投資資金がない限り、TikTokやInstagramのインフルエンサー・キャンペーンに資金を使わないようアドバイス。Spotifyの再生につながることはほぼない。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Spotifyなどの人気プレイリストに載るかどうかが楽曲のプロモーションに重要となっており、プレイリストマーケティングという言葉も今や浸透したが、人気プレイリスターへの紹介(ピッチ)を助けるSubmitHubの活用ポイントがHypebotでまとめられていたので紹介する。SubmitHubはレーベルも利用している宣伝ツールだが、インディーズやDIYアーティストにも手が届く予算で使える。「インディーズアーティストはアルバム制作予算と同じ額ぐらいで宣伝費をかけるべき」という意見を何度か紹介したが、詳細は記事をみていただき参考にしていただければ幸いだ。」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
広告・取材掲載