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HYBE、第2四半期は10%増収 米レーベルのカントリーミュージックが寄与

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HYBEは8月6日、2025年第2四半期(4〜6月)の総売上高が前年同期比10.2%増の7,056億4,900万ウォン(約746億3,500万円)となり、第2四半期としては過去最高を記録したと発表した。BTSのメンバーのソロ活動のほか、2021年に傘下に入った米レーベル「ビッグ・マシーン・レーベル・グループ(BMLG)」のカントリー楽曲が好調だった。

部門別に見ると、アーティスト直接関与事業は、4,478億5,800万ウォンで5.7%拡大。このうち、レコード音楽は8.4%縮小した半面、コンサートは31.0%、広告・出演は0.9%それぞれ伸びた。

アーティスト間接関与事業は2,577億9,000万ウォンと19.0%増加。うち、マーチャンダイズ・楽曲ライセンスは40.2%伸びた。コンテンツは16.2%減った一方、ファンクラブ・その他は46.2%増えている。

営業利益は658億8,600万ウォンと29.4%拡大。これをベースとした利益率は9.3%と、1年前から1.4ポイント改善した。

米国レーベル(BMLGとQCミュージック)のストリーミング収入(630億ウォン)は、2025年上半期(1〜6月)にHYBEの韓国レーベルの海外収入(590億ウォン)を上回った。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「捜査で渦中のHYBEだがQ2決算はBTSのメンバーのソロ活動で前年比10.2%に。マルチレーベル戦略も奏功し、買収したアメリカのBMLG(カントリー)、QCミュージック(ヒップホップ)が韓国レーベルの海外収入の売上を上回っている。ただライブが31%伸びた一方で、サブスクやCDなどの売上は8.4%落ちており、大物のビッグ・アルバムが待望されている状態だ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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