プレイリストマーケのSubmitHub インスタの広告出稿も代行

多額の費用をかけずにFacebookとInstagramで結果を出すには、現時点でSubmitHubでの出稿が最適ーー。こう語るインディーズ・ミュージシャンのブライアン・ハザード氏は、同社のサービスを利用してキャンペーンを開始してから33日後、コンバージョン当たり0.11ドルで1,426件のコンバージョン(ランディングページから音楽サービスへのクリック)を、それも新興市場でなく、米国から最も多くを獲得したと報告している。
人気プレイリストのキュレーターに有料で楽曲をプロモーションすることで有名な「SubmitHub Ads」はメタでの広告キャンペーンも代行。1日の最低予算は5〜10クレジット、1カ月当たり120〜200ドルが推奨されている。最低使用クレジット数は70(1日5クレジット、14日間)で、ハザード氏のようなSubmitHubのキュレーターの場合は35ドルから。同社は100ドル使うごとに200〜300のコンバージョンが得られると見積もっている。
<SubmitHub広告の作成手順> ※ベータ版の場合
・スマートリンクを持っていない場合は作成
・ジャンルを選択し、似たようなアーティストを3組リストアップ
・ターゲット国を選択
・予算を決める(キュレーターは1クレジット0.50ドル。2週間で70ドルしかかからない)
・好みをある程度伝え、それに合うストックビデオ映像を選んでもらう。自分のビデオをアップロードすることも可能
・送信ボタンを押して完了
<広告キャンペーン開始後>
・パフォーマンスはメールで受信
・(ハザード氏の場合)メタに16種類の広告を出稿
・広告は学習段階を経て最適化されるまでコンバージョン単価が比較的高くなる
・最適化後のコンバージョン単価が思わしくない場合は調整が行われる
・実際の広告はローテク。ハザード氏は「誇大広告が全くないからうまくいくのだろう」と分析
(文:坂本 泉)
榎本編集長「インディーズアーティストは機材より宣伝にお金を使ったほうがいいよ(アルバム制作費と同じぐらい)というアドバイスを以前、紹介したが、「じゃあどこを使えばいいの?」というとSpotifyとInstagramあたりになる。残念ながらSpotifyの広告は日本ではまだ個人利用が認められてないが、SubmitHubを使えば世界の人気プレイリスターに接触できるし、SubmitHubがInstagramでのプロモーションも代行してくれるようになったので、やり方をまとめた記事を紹介しておく。ご存知の通りインスタはもはや写真共有ではなく動画中心になっており、人気アーティストの愛用者も多く音楽に強いSNS。プレイリストマーケで名をなしたSubmitHubが昨今のインフルエンサー・マーケにも対応した形だ」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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