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エフエム東京、24年4月〜25年3月期は減収減益 営業利益が過去最低

ビジネス 音楽業界

エフエム東京は、第60期(2024年4月1日〜2025年3月31日)の決算を発表した。

放送事業の減収による影響が大きく、売上高は107億6,200万円(前期比2.4%減)、営業利益は2億9,500万円(同48.0%減)、経常利益は5億3,500万円(同31.8%減)、当期純利益は3億1,300万円(同66.5%減)となった。

放送事業収入は、前期比5.1%減の98億7,700万円。放送関連のデジタル関連収入(BtoB)が同2.8%増で10億円の大台に乗せたが、タイム収入が同7.6%減、スポット収入が同6.6%減と振るわず、全体として大幅な減収となった。

IP企画事業収入は、前期比42.1%増の8億800万円。一般消費者を対象としたイベントや物販、デジタルコンテンツ収入等のBtoC領域の拡大を重点課題として取り組んだ結果、大幅伸長となった。IP企画事業収入のうちもっとも拡大したのは、デジタルコンテンツの有料課金による収入で同276.3%増、関連したイベント収入、物販収入の拡大にも大きく貢献した。

賃貸事業等の「その他の事業」収入は、前期比38.7%増の7,600万円だった。

特別損失として、AuDee事業からの撤退による減損損失5,600万円、関係会社株式評価損4,600万円を計上している。