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Spotify、プレイリスト転送ツールを開発中か

ビジネス 海外

Spotifyが、他のデジタル・サービス・プロバイダー(DSP)のプレイリストを直接インポートする機能を開発中のようだ。音楽サブスクリプション契約者がプラットフォームをわたり歩いている可能性が示唆される中、複数のDSPが相次いでライブラリ転送ツールを発表している。家電とデジタル・サービス専門のメディア「Android Authority」が6月19日報じた。

同メディアは、Spotifyアプリの最新バージョン(9.0.56.459)で、音楽をインポートできる機能のコードを発見。「マイライブラリ」タブに表示されるようになるとみられる。さらに、この機能に関連するURLがコードに隠れているのも見つけた。

詳細は不明だが、プレイリストのインポートができるようになると推測されている。

現在、Spotifyに音楽を取り込む場合、サードパーティーのサービス(ほとんどが有料)を利用するしかない。ローカルの音楽ファイルを検出して表示する機能はあるが、新たなインポート機能と相互に関連している可能性はないとみられる。

Apple MusicとSoundCloudは5月、他のDSPからのライブラリ転送ツールを導入した。

(文:坂本 泉)

 

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「Spotifyにプレイリストをインポートできる機能が登場しそうだ。背景にはアメリカを始め、音楽サブスクの普及の終わった先進国で、サブスクの渡り歩きが起こっていることがある。かつて携帯電話で起きたことと同じだ。Apple Music、Amazon Musicにはすでにインポート機能が備わっている。これまでSoundiizのようなWebサービスがプレイリストの転送に使われてきたが、邦題の楽曲だとうまくマッチしないことも多かった。この機能、しっかり機能させるためにはメタデータのマッチングが開発的に非常に大変だったりする」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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