TikTok、SoundCloudに「音楽アプリに追加」機能が統合 SoundCloudはライブラリ転送ツール導入

TikTokは5月21日、ユーザーがTikTokで発見した楽曲を音楽ストリーミングサービスに瞬時に保存できる「音楽アプリに追加(Add to Music App)」がSoundCloudに統合されたと発表した。
この機能が使えるデジタル・サービス・プロバイダー(DSP)はSoundCloudのほか、Spotify、Apple Music、Amazon Music、Deezer、Melon、TIDALとなる。
これと並行して、SoundCloudは他のDSPから楽曲やプレイリストを移行するためのツール「Move Your Music」を立ち上げた。TikTokは「両機能が連動することで、ファンは自分のリスニング履歴をSoundCloudに持ち込み、シームレスに新しい音楽を発見し続けることができる」と述べている。
なお、Apple MusicもSoundCloudと同様のライブラリ転送ツールを導入したばかりだ。
音楽アプリに追加の機能は、昨年11月のグローバル展開以降、楽曲の総保存回数は10億回を超え、ストリーミング・サービスで何十億回もの再生を生み出してきた。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「TikTokで見つけた音楽をSpotifyなどの他、SoundCloudにも追加できるように。さらにSoundCloudアプリにSpotifyやApple Musicのプレイリストをインポートできるようになった。やり方は最新のSoundCloudアプリ→ライブラリ→インポート→使ってる音楽サブスクを選択。今やってみたらMusicmanのSpotifyのプレイリスト696曲のうち293曲をインポートできた。以前、紹介したがSoundCloudは最近、新譜の聴取率が業界平均を大きく上回っており、TikTokに続いて新曲プッシュの大きな起点になっている」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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