ぴあ、日本政策投資銀行と共同で「集客エンタメ産業の社会的価値」に関する研究報告書を発行

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ぴあは5月20日、日本政策投資銀行と共同で「スポーツ・音楽・文化芸術等交流人口型イベント(集客エンタメ産業)の社会的価値」に関する研究報告書を発行した。

この研究は、ポストコロナにおける音楽、演劇、スポーツ等の集客エンタメ産業の発展可能性に着目し、その社会的価値に関する研究活動を行う共同プロジェクトの一環として、同社グループ会社のぴあ総合研究所と、日本政策投資銀行 地域調査部が共同で実施したもの。

レポートでは、第一に集客エンタメ産業の社会的価値の測定・可視化を試みた上で、アフターコロナ時代における集客エンタメ産業を活用した新たな地域貢献のあり方、社会的価値を地域により大きくもたらすための仮説を、その先駆けとなる取り組み事例を交えながら提言している。

ぴあ総合研究所・笹井裕子氏コメント

目の前で繰り広げられるパフォーマンスを生で体験する「一回性」こそが集客エンタメの醍醐味ですが、産業としての社会的価値を地域により大きくもたらすためには、その価値を「いまだけ/ここでだけ/自分だけ」と単体で考えるのではなく、ステークホルダー間の連携を強め、「人的資本」「産業資本」「社会資本」の循環の流れの中でどのような貢献ができるのか、という視点が必要です。同時に、昨今の数々の社会問題に警鐘を鳴らし、より幸福度が高い社会を形成する上で、集客エンタメ産業に期待される役割はさらに大きくなるものと考えます。

今回は、リアル空間だけでなくデジタル空間におけるシチズンパワーも活かしながら、集客エンタメ産業を軸心としたエコシステムを形成し、同産業そのものの「サステナビリティ/連携/共創・共感」の実現をも目指す道筋を、仮説提言させていただきました。

当レポートが、集客エンタメ産業の社会的価値への理解を深める一助となれば幸甚です。

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