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韓国のエスエム・エンタテインメント、第3四半期は大幅増収 アルバム・コンサート・ファンプラットフォーム好調

ビジネス 海外

韓国のエスエム・エンタテインメント・グループは11月5日、2025年第3四半期(7〜9月)の売上高が3,216億ウォン(約323億円)と、前年同期比32.8%増加したと発表。営業利益は261.6%増の482億ウォンと大きく伸びた。

アルバムの連続ヒットや、コンサート収入の拡大、ファンプラットフォーム「Bubble」を運営する子会社「DearU」の成長が貢献した。純利益は447億ウォンと1,107%増加した。

親会社(エスエム・エンタテインメント)の売上高は2,245億ウォンと30.5%拡大した。部門別では、主力のアルバム・デジタル音楽が32.7%増の967億ウォン。コンサートは37.5%増の525億ウォン、MD/ライセンシングは32.8%増の503億ウォン、出演(テレビ/広告/イベント)は6.7%増の241億ウォンだった。

同社のチャン・ジョンミンCFOは決算説明会で「公演総数が減少したものの、公演規模の拡大により、コンサート収入が拡大したと説明した。

主要子会社の売上高は20.6%増の1,468億ウォン。このうちDearUは223億ウォンの貢献となり、同社が初めて同グループの決算に組み込まれた第2四半期から10.5%伸びた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「aespaやRIIZEが所属するエスエム・エンタテインメントのQ3決算は前年同期比32.8%プラスの売上大幅増に。大規模コンサートの拡大が奏効した。他に注目すべきはスーパーファンPFの「Bubble」が好調なこと。BubbleはWeverseと比べるとおそらく5分の1程度の規模だが、有料に特化しており、Weverseが大勢のファンのコミュニティである一方、BubbleはアーティストからファンにDMが届く1on1を演出している。エスエムの主要株主カカオは日本で言えばLINEに当たるが、そのカカオも「Weverse」に対抗するスーパーファンPFを年内に始めると報道されている」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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