SM ENTERTAINMENT JAPAN、25年1月~9月期は35%減益 通期予想を下方修正
SM ENTERTAINMENT JAPAN(旧ストリームメディアコーポレーション)は、2025年12月期第3四半期の連結業績(2025年1月1日~9月30日)を発表した。
売上高は74億6,300万円(前年同期比0.8%減)、営業利益は2億2,500万円(同38.1%減)、経常利益は2億3,600万円(同35.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億6,000万円(同49.8%増)となった。
エンターテインメント事業は、コンサート事業で「SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO」が2日間で約9.7万人を動員。「2025 RIIZE CONCERT TOUR [RIIZING LOUD] IN JAPAN」では、RIIZEにとって初の日本全国アリーナツアーとして、全国各地で複数回の公演を開催し、累計で約9.7万人を動員した。コンサート事業以外では、MD事業においてデビューから20周年を迎えるSUPER JUNIORのコンサート開催に向けて、韓国から輸入する受注生産のグッズ等が収益に大きく貢献。「RIIZE×OMOKADO&HARAKADO」コラボでは、アーティストの認知拡大及びランダムグッズの販売等が好調に推移した。その他の事業においては、所属アーティストの国内大型音楽フェスへの出演機会を複数獲得。この結果、売上高は56億1,200万円(前年同期比1.0%減)、セグメント利益は4億200万円(同33.0%減)となった。
ライツ&メディア事業は、ライツ事業で「サロン・ド・ホームズ」「労務士 ノ・ムジン」等、計4作品を獲得し、その結果、当第3四半期連結累計期間においては累計18本を獲得し、引き続き新作コンテンツの一部について収益構造の転換を進めた。メディア事業においては、グループシナジーを活かして、NCT DREAMやRIIZE等のプレミアムコンテンツ計5作品を放映し、その結果、当第3四半期連結累計期間においては累計15本を放映。また、Leminoにおいて「SMTOWN LIVE 2025 in TOKYO」等のライブ映像を配信したことにより、話題性の高いコンテンツが視聴者層の拡大につながった。多チャンネル市場縮小による権利販売減少の影響を受け、厳しい状況が続いていているが、視聴者の新規獲得および解約防止を図ることに加え、コストコントロールを徹底し、事業全体の効率化を推進している。この結果、売上高は18億5,100万円(前年同期比0.1%減)、セグメント利益は2億700万円(同8.9%減)となった。
通期の業績予想については、第3四半期までの業績を踏まえ、2月5日に公表したものを下方修正。売上高は95億9,500万円(前期比1.2%減)、営業利益は1億5,300万円(同57.8%減)、経常利益は1億6,700万円(同55.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億1,100万円(同47.7%減)を見込む。
@musicman_nusicman
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