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米国人の大半、AI生成メディアに激しく反対 iHeartMedia調査

ビジネス 海外

米国消費者の90%は「消費するメディアが実在の人物によって制作されたものであることを知ることは重要だ」と考え、75%は「(彼らが消費する)メディアやエンターテインメントの分野にAIを一切関与させたくない」と明確に表明しているーー。同国の大手オーディオメディア「iHeartMedia」が公表した調査結果から、このような実態が明らかとなった。

調査は米国成人2,007人を対象に、8月8〜13日に実施された。それによると、回答者の82%は「AIの社会への影響」について懸念を示し、66%は「AIがいつの日か人類と戦争を起こす可能性がある」と考えている。

今回の結果について、iHeartMediaのインサイト部門プレジデントを務めるレイニー・ファーティック氏は「消費者が感情に動かされ、デジタル疲労を抱え、アルゴリズム化が進む世界で本物を渇望していることを示している」と分析。技術の急速な進歩とメディア業界におけるAIの活用拡大において特に重要だと指摘した。

(文:坂本 泉)  

榎本編集長

「アメリカ人の75%が「エンタメにAIが関わることに反対」で、66%が「いつか人類とAIが戦争するかも」と考えている(iHeartMedia調べ)。ドラえもんの国、日本を除いて大抵の国はロボットにネガティブな印象を持っていたので、そのマイナスイメージがAIにスライドした模様だ。iHeartMediaはラジオ大国アメリカで最大のシェアを持つ。米国でSpotifyの月間ユーザー数が5〜6000万人に対し、iHeartの月間リーチは2億5000万人だ」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

@musicman_nusicman