YouTube、「動画版『Spotifyまとめ』機能」を展開
YouTubeは12月2日、ユーザーからの要望に応え、視聴履歴まとめ機能「YouTube ハイライト」を導入。Digital Music News(DMN)はこの機能について「Spotifyの年末まとめ機能「Spotifyまとめ」のように『興味・深掘り・瞬間を独自に強調』するもので、YouTube動画向けに設計されている」と伝えている。
YouTube ハイライトでは、Spotifyまとめの手法をさらに踏襲し(近年、Apple MusicやAmazon Musicなども同様の手法を採用)、視聴習慣に基づいてユーザーに「性格タイプ」を割り当てる。これには「冒険家」「創造的な精神の持ち主」といったタイプが含まれ、Spotifyの性格タイプとかなり似通っているようだ。
トップアーティストや楽曲など、音楽ビデオや音楽聴取に関する一部の統計データも含まれるが、YouTube Musicアプリ内の既存機能「YouTube Music ハイライト」も別途提供される。YouTube Music ハイライトでは、年間を通じて最も聴いたアーティスト、楽曲、ジャンル、ポッドキャストをまとめて確認できる。
(文:坂本 泉)
榎本編集長
「YouTubeがSpotify Wrapped(ユーザー専用の年間再生まとめ)と似た「YouTubeハイライト」を出したニュースは既にお伝えしたが、YouTubeならではの独自性などを改めて紹介(DMN)。視聴習慣に基づいてユーザーに「性格タイプ」を割り当てパーソナライズされたハイライトとなる。YouTube動画に特化したまとめであり、YouTube Musicのまとめ(YouTube Musicハイライト)とは別途の提供になる。近年、プレイリストのインポート、AI DJ機能など、どこかが新機能を出せば競合がすぐにトレースする競争が音楽サブスクでは続いている。TikTok、YouTube、Instagramでも同様の競争が起こっている」ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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