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YouTube Musicが10周年 ファンダム向け新機能を導入

ビジネス 海外

YouTubeは8月21日、YouTube Musicの10周年を記念し、競合Spotifyなどに迫る新たなファンダム向けの機能を発表。Spotifyの「ブレンド」機能のように、複数のユーザーの重複する好みを組み合わせたプレイリスト「テイストマッチ」などが追加された。

今後リリース予定の新譜やグッズ、コンサートの通知も開始。パーソナライズされたコンサート情報を提供する「Bandsintown」との提携により、YouTubeのビデオやショートを見る際にコンサートを発見できるようになった。

このほか、「トップリスナー」などのバッジを追加。アルバムやプレイリストに直接コメントを残すこともでき、ソーシャルネットワーキング体験が拡張された。

YouTube Musicの音楽カタログは、公式スタジオ録音、ライブ、リミックス、カバーを含め、現在3億曲以上の楽曲がある(Spotifyのカタログは1億曲以上)。40億以上の音楽に特化したユーザー作成プレイリストは40億本以上で、そのうち18億本が公開されている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「YouTube MusicもSpotifyに続いてファンダム向けの機能を追加。Spotifyと同じく新婦のスケジュールやグッズ、ライブの通知を開始する。面白いのは「トップリスナー」のバッジ機能。これはリスナーもアーティストもうれしいだろう。ここ二年はスーパーファン、スーパーリスナーの流れに対応した機能追加がSNSやストリーミングのトレンドだ。後発だったYouTube Musicもいよいよ10年を迎えたが、音楽サブスクの普及が先進国でほぼ終わり主戦場が新興国に移動するなか、新興国の音楽視聴でインフラになっていたYouTubeが有料でもますます勢いを付けている」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。