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JYPエンタ、第2四半期は2倍超の増収 Stray Kidsワールドツアーが貢献

ビジネス 海外

韓国のJYPエンターテインメントは8月13日、2025年第2四半期(4〜6月)の売上高が2,158億ウォン(約507億3,600万円)となり、前年同期比125.5%増加したと発表した。Stray Kidsのワールドツアーなどが大きく貢献した。

営業利益は466.3%増の529億ウォン、純利益は2,734.4%増の363億ウォンだった。

売上高を部門別に見ると、コンサートは342%増の620億ウォン。マーチャンダイジング(MD)は、Stray Kidsとたまごっち、TWICEとサンリオといったコラボ商品が寄与して355.9%増の669億ウォンと大きく伸びた。

ストリーミングが10.2%減の115億ウォンだった半面、フィジカルは日本における新譜の好調を背景に、99.6%増の271億ウォンとなった。

広告は22.4%増の113億ウォン、出演は22.1%増の97億ウォンだった。

売上高全体に占める日本の割合は21%(452億ウォン)と、5年前の10%から上昇した。韓国、日本、中国以外の地域が全体に占める割合は41%で、前年の31%、5年前の13%から伸びている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「TWICE、Stray Kidsなどが所属するK-POP大手のJYPエンターテインメントのQ2売上は2,158億ウォン(約507億3,600万円)に。Stray Kidsのグローバルツアー成功が貢献し、たまごっちやサンリオとのコラボ商品も好調だった。ストリーミングが10.2%減の115億ウォンもCDなどフィジカル売上は日本で好調だった。一方、ライバルのHYBEはBTSメンバーのソロ活動で前年比10.2%増で、ライブが31%伸びたもののサブスクやCDなどの売上は8.4%落ちている。東方神起などが属するSMエンターテインメントのQ2売上高は前年比19.3%増の3,029億ウォン(約323億円)で、主力のアルバム・デジタル音楽が37.9%増の990億ウォンもコンサート売上は336億ウォンで1.9%落ち込んでいる

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。