パーティネクストドア、フォートナイトで没入型コンサート体験

米エピックゲームズが運営するオンラインゲーム「フォートナイト」で8月1日、パーティネクストドアの没入型コンサートイベントがプレミア公開された。
パーティネクストドアは、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)傘下のドレイクのレーベル「OVO Sound」と最初に契約したアーティスト。今回のインタラクティブ・イベントは、SME、ソニー・イマーシブ・ミュージック・スタジオ、OVO Soundの共同開発によるもの。
プレイヤーはプライベートジェットで、トロントのCNタワーからマイアミのサウスビーチに移動して、パーティネクストドアのショーに参加。その後、マイアミビーチにあるナイトクラブ「LIV」を再現したバーチャル空間でアフターパーティーを楽しめる。冒険や宝探し、ミニゲーム、パルクールにも参加できる。
SMEはフォートナイトでトラヴィス・スコットのバーチャルコンサートを開いたこともある。ソニーは2020年以降、複数の投資ラウンドで10億ドル以上を投じてエピックゲームズの株式を取得している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「世界で1億1千万人のMAUを持つフォートナイトで、SMEのパーティネクストドアが没入型(イマーシブ)コンサートを開催。ただゲーム空間で音楽を楽しむだけでなく、プライベートジェットでマイアミビーチでアフターパーティーを楽しんだり、ミニゲームやパルクール(ダイナミックな障害物競走みたいなスポーツ)を楽しめるなど、旅行でライブに行く体験を演出しているのが面白い。フォートナイトを運営するEpic Gamesの時価総額は225億ドル、3兆2600億円。うち5.9%の株をSMEの親会社Sonyが所有している。ソニー・イマーシブ・ミュージック・スタジオが制作に参加しており、Walkmanでイヤホン文化を作り上げたSonyがスマホ+イヤホンの次の時代を模索している姿勢を評価したい」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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