「戦略的に楽曲をリリースしよう」 DIYアーティストへの助言

音楽業界ニュースサイトのHypebotが、日々アップロードされる膨大な数の楽曲に埋もれないよう、機械的でなく、戦略的にリリースすることをすすめている。
1. プレセーブキャンペーンを構築することが重要:少なくとも3週間前から開始。プレビュー、シャウトアウト(宣伝)、プレゼントなどのインセンティブを提供し、ファンにプレセーブを促す。
2. 舞台裏コンテンツを事前に作成:トラック制作中のプロセス、リアクション、スタジオの混乱などを記録。リリースまでにそのコンテンツを流す。
3. 戦略的に焦らす:強力なビジュアルで10秒のティーザーを配信。TikTok、Instagramリール、YouTubeショートに異なるバージョンを投稿しよう。
4. リリースカレンダーを使う:リリース前後2〜3週間のコンテンツ、メール、エンゲージメントを計画。エネルギーが高く保たれ、アルゴリズムに良い効果をもたらす。
5. リリース日は「盛り上がる日」:当日にライブをしたり、生配信やコメントへの返信など、リリース日には積極的に動こう。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「TuneCoreなどを使ってSpotifyに新譜をリリースしても全く盛り上がらない。。そんな悩みを持つミュージシャン向けにHypebotがリリース前に必ずやっておいた方がいい5つのポイントをまとめている。1)プレセーブキャンペーンを設定 2)リリース前コンテンツを制作 3)各種SNSでティーザーを盛り上げる 4)リリースカレンダーの活用 5)当日にライブや生配信。インディーズやDIYであってもやれるプロモーションはあるということがお分かりいただけると思う。みなさまの健闘を祈りたい」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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