Spotify、「アップカミング・リリース・ハブ」と「カウントダウンチャート」機能を導入

Spotifyは5月21日、リリース間近のアルバムに関する情報をユーザーに提供するための新しいハブ「アップカミングリリース・ハブ」を立ち上げると発表した。ユーザーのリスニング履歴に基づき、パーソナライズされたおすすめを提供する。
ユーザーは、今後リリースされる複数の楽曲をこのハブから直接簡単にプレセーブ(配信前のアルバムやシングルを事前に予約できる機能)できるほか、カウントダウンページに素早くアクセスして、トラックリストをプレビューしたり、リリースされたシングルを再生したり、クリップを見たり、グッズを探したりできる。プレセーブしたファンにはリリース日にプッシュ通知が送られ、自動的に楽曲がライブラリに追加される。
このハブには、全世界で最もプレセーブされているアルバムを追跡する「トップ10カウントダウン」チャートも含まれている。チャートは毎週水曜に更新され、SpotifyとSpotify for Artistのソーシャルチャンネルでも公開される。
ハブやチャートの対象となるためには、カウントダウンページの作成が必要となる。 カウントダウンページは昨夏の導入以来、メジャーアーティストの6割が活用している。
(文:坂本 泉)
榎本編集長「Spotifyでリリース間近のアルバム情報が届く「アップカミングリリース・ハブ」が登場する。好みに合わせて自動で届く仕組みで、これまで無かったのが不思議なくらいだが、これで好きなアーティストの新アルバムになぜか気づかなかったというファン的にもアーティスト的にも由々しき事態が避けられるようになる(自分は今年いちばんリピしているZeddの9年ぶりの新譜に半年ぐらい気づかなかった…)。記事にある通り、ハブや新しい新アルバム・チャート(毎週水曜日)の対象となるためには、カウントダウンページの作成が必要となるが、メジャーアーティストの4割ぐらいが作っていないらしい。新アルバムの宣伝のためにも担当のみなさんはお忘れなく!」
ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)
フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。
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