高校生はカラオケ好きが約8割、店にあったらうれしい特長は「曲の数が豊富」「フリーWi-Fiが利用できる」「長時間いられる」〜LINEリサーチ発表

ビジネス レポート

LINEリサーチでは、日本全国の高校生を対象に、カラオケが好きな人の割合や、カラオケに行く頻度などについて調査し、その結果を発表した。

カラオケが好きな高校生は全体で約8割

カラオケに行ったり、歌ったりすることが好きかどうかを高校生に聞いた。ふだんカラオケをしない人には、カラオケについてどう思っているのかを回答してもらった。

カラオケが「好き」「どちらかといえば好き」を合わせた「カラオケが好き」という人は、全体で82%と高い割合。一方「どちらかといえば好きではない」「好きではない」を合わせた「カラオケが好きではない」割合は全体で18%という結果となった。

男女別にみると、「どちらかといえば好き」も含む「カラオケが好き」という人の割合は女子高生で88%、男子高生で76%となり、女子高生のほうがカラオケ好きな人が多い様子がうかがえる。「好き」の割合も女子高生で68%、男子高生で48%と、女子高生の割合が高いことがわかった。

また、学年が上がるほど「好き」の割合も高くなり、特に3年生の女子高生で高い割合だった。一方で「カラオケが好きではない」という人の割合をみると、女子高生よりも男子高生で割合が高く、特に1・2年生の男子高生で高くなっていた。

高校生の5人に1人は、月に1日以上カラオケに行っている

高校生にふだんカラオケ店などにどのくらいの頻度で行くかを聞いた。ここでは、自宅でのカラオケは除き、今年だけでなく昨年より前のことも含めて聞いている。

全体で行く頻度は「月に1日以上」が20%、「2〜3か月に1日」が21%とそれぞれ2割前後、「4〜5か月に1日」が15%となっていますが、もっとも割合が高いのは「それより少ない」26%となった。一方で「カラオケにはまったく行かない」という人の割合は全体で18%となった。

男女別にみると「カラオケが好き」という人の割合は女子高生のほうが高いものの、頻度として「2〜3か月に1日以上」行く割合は、女子高生・男子高生ともに4割前後となっている。

学年別にみると、学年が低いほど「カラオケにはまったく行かない」の割合が高い傾向があった。

カラオケには、「友だち」や「同級生/クラスメイト」と行く人の割合が高い

ふだんカラオケに行く高校生に、誰と一緒に行くのかを聞いた。今年のことだけでなく、昨年より前のことも含めて、該当する相手すべてを回答してもらった。

全体では、「友だち」と行く人の割合が8割超でTOPとなった。次に「同級生/クラスメイト」が5割超で続き、次いで「ひとりで」という結果に。以降は、「親」「兄弟/姉妹」の家族、「近所の友だち/幼なじみ」といった人が続く。特に1年生では「近所の友だち/幼なじみ」が他の学年に比べて高い割合となった。

男女別にみると「親」「兄弟/姉妹」の割合は、男子高生よりも女子高生のほうが高くなっている。また、女子高生では「親」と回答した人の割合が「ひとりで」をやや上回る結果に。「友だち」と回答した割合も女子高生のほうがやや高く、特に高3女子では9割超となった。一方で「同級生/クラスメイト」と回答した割合は、女子高生よりも男子高生のほうが高くなっている。

高校生のカラオケの練習はYouTubeがTOP

高校生にカラオケの練習をすることがあるか、またその練習方法について聞いた。

全体では52%の人が「カラオケの練習はしない」と回答し、男子高生で60%、女子高生で44%と男子高生の方が練習はしないという人が多いようだ。何らかの方法でカラオケを練習する人の割合は全体で5割弱となり、「YouTubeで」という人の割合が26%ともっとも多い結果に。割合は女子高生のほうが高いものの、男女ともに練習方法ではTOPとなった。

YouTubeに続き、Spotifyなどの「音楽アプリで」やPokekara(ポケカラ)などの「カラオケアプリで」が2割弱となっている。また男女ともに「カラオケ店/ひとりカラオケ専門店で」は1割程度だったが、学年が上がるにつれて増加傾向にある。特に高3女子では15%となった。

カラオケ店に「あったらうれしい」と思う特長ランキング

高校生がカラオケ店を利用するときに「あったらうれしい」と思う特長を聞いた。ふだんカラオケ店を利用しない人にも、あったらうれしいと思うものを回答してもらった。

全体では「曲の数が豊富」「フリーWi-Fiが利用できる」「長時間いられる」がTOP3となり、それぞれ割合が高く僅差だった。男女別でもTOP3は同様の結果になっている。また、フリーWi-Fiの利用や長時間滞在など、カラオケ店で快適に過ごしたいと思う人が多いようだ。

4位以降は男女で違いがみられる。女子高生では「本人映像のミュージックビデオや特典映像で歌える/見られる」が4位にランクイン。「ライブ・コンサート動画が見られる」も8位にランクインしており、女子高生は本人映像やライブ映像を見ながら歌いたいという意向がありそうだ。また「部屋のなかが映える」もランクインしており、インテリアや雰囲気なども気にしていることがわかる。さらに女子高生では8位以上の割合がそれぞれ5割を超えており、男子高生と比べてカラオケ店に関して要望がある人が多いようだ。

一方男子高生では4位に「フード、ドリンクが充実している」、6位に「音がいい」が比較的上位にランクインした。7位には「電源が使える」がランクインしている。

学年別にみると、男女ともに3年生で「音がいい」の割合が高くなった。高3女子では「音がいい」「本人映像のミュージックビデオや特典映像で歌える/見られる」「採点やアドバイス機能が充実している」の割合が高くなった。1年生では、「コンビニやカフェチェーンが併設」「フード、ドリンクが充実している」の割合が高めで、「カラオケ以外の遊びも楽しめる(ビリーヤード、ダーツ、ボードゲームなど)」も割合が高めだった。

LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査

調査対象:日本全国の高校1年生〜3年生の男女
実施時期:2021年12月3日〜2021年12月6日
有効回収数:1049サンプル
※表/グラフ中の数字は小数第1位または第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある

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