ソニー音楽財団、「新型コロナウイルス対策特別支援プロジェクト2021-2022」を実施

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ソニー音楽財団 新型コロナウイルス対策特別支援プロジェクト2021-2022

ソニー音楽財団は、新型コロナウイルスの影響により表現の機会を失い深刻なダメージを負い続ける若手演奏家と、音楽に触れる機会を失った子どもたちに対しクラシック音楽を通した支援を行う「ソニー音楽財団 新型コロナウイルス対策特別支援プロジェクト2021-2022」の実施を発表した。

これは、2020年に支援を行った「ソニー音楽財団 新型コロナウイルス対策特別支援プロジェクト」を継続・発展させたもの。

当プロジェクトに係る費用は、ソニーグループが2020年4月に設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」から拠出される。

プロジェクトでは、若手演奏家を対象に子ども向けクラシック音楽動画の「アイデア」または「完成作品」を募集する。

アイデアの募集では、若手演奏家より子ども向けの動画に相応しい企画アイデアの募集・審査を行い、採用されたアイデアをもとに、同財団と共同で制作を行う。採用者には20万円の懸賞金を支払い、同財団の公式YouTubeチャンネル「こどものためのクラシック」にて無料公開する。

完成作品の募集では、既に完成された動画作品の募集・審査を行い、採用者には50万円の懸賞金を支払う。採用作品は同財団公式YouTubeチャンネルにて無料公開を行い、さらには人気投票による上位3作品に対し、追加で30万円の賞金を支払う。

募集要項や募集時期等の詳細は、随時同財団公式サイトで発表される。

また、35年以上にわたり子どもたちにクラシック音楽を届けてきた同財団のノウハウを活かし、子どもたちが様々な角度からクラシック音楽に親しむことができる動画コンテンツを制作する。

制作した動画コンテンツは、同財団公式YouTubeチャンネルにて無料公開し、新型コロナウイルスの影響によりコンサートに足を運べない等、音楽に触れる機会が少なくなった子どもたちに向けて、いつでも音楽に触れることができる環境を提供する。

クラシックの楽器一つ一つにスポットを当てた「楽器紹介動画」や「楽器解体動画」のほか、クラシック音楽を楽しく学べる動画等、バラエティに富んだコンテンツを制作・公開する予定とのこと。

ソニー音楽財団 理事長 水野道訓氏コメント

ソニー音楽財団が2020年6月に「新型コロナウイルス対策特別支援プロジェクト」を立ち上げてから1年以上が経過しましたが、いまなお続くコロナ禍で表現の機会を失い困窮している若手演奏家と、音楽に触れる機会を失ってしまった子どもたちを対象にこの支援プロジェクトを継続することにいたしました。昨年度実施した支援策の中で、音楽動画に関連する企画が大変大きな反響をいただきましたので、本年度も引き続き “音楽動画コンテンツ”を活用した支援に注力して実施してまいります。当プロジェクトが、日本の音楽文化振興の一助となることを願っています。

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