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JASRAC、2020年度の使用料徴収額は1,126億円 分配額は1,206億円

ビジネス 音楽業界

2021年度定例記者会見にのぞむJASRAC いではく会長、浅石道夫理事長

日本音楽著作権協会(JASRAC)は5月19日、東京・けやきホールにて2021年度定例記者会見を開催し、2020年度の事業説明を行った。

JASRACの2020年度の使用料徴収額は1,126億4,000万円、分配額は1,206億3,000万円となった。

使用料徴収については、インタラクティブ配信の分野が2019年度実績額を大きく上回ったものの、新型コロナウイルス感染症によるイベントの延期・中止や社交飲食店の休業・廃業が相次いだ演奏等をはじめとする、ほぼ全ての分野で昨年度の実績を下回ったことから、2019年度実績額比で50億4,000万円の減となった。

分配については、新型コロナウイルス感染症の影響が本格化する前の2019年度下半期(2019年10月から2020年3月まで)に徴収した使用料が分配対象に含まれていること、インタラクティブ配信が2020年度を通じて好調を維持したこと、利用報告や作品届が提出されないことにより分配することのできなかった過年度分使用料等を分配するための作業を集中的に進めたことなどから、2019年度実績額比で35億7,000万円の増となり、過去最高の分配額となった。

JASRACは、「今後もクリエーター・権利者への対価還元を通じて、音楽産業および音楽文化の発展に努めてまいります」としている。

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