Clubhouseの認知率は約7割、現在利用者の利用意向は6割で前回よりやや減少〜LINEリサーチ発表

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LINEが運営するLINEリサーチでは、2020年2月頃からアメリカで広がり、日本でも、今年2021年に入り賑わいをみせている音声SNSサービス「Clubhouse(クラブハウス)」について1月末に第1回目の調査、以後1週間ごとに第2回目、第3回目と調査を実施してきた。

今回は、前回までの回答者を除いた全国15〜59歳までを対象に、2月20日に実施した第4回目、2月27日に実施した第5回目を加えた約1か月間の推移や変化を調査した。

認知は約7割で安定

5回目となる最新の調査結果では、Clubhouseの認知率は69%と、約7割の人が認知していた。1月末に実施した1回目調査から、2月上旬に実施した2回目・3回目調査までは認知に大幅な伸びがみられたが、4回目(2月20日実施)と5回目(2月27日実施)の調査では大きな変化はみられず横ばいとなった。

年代別にみると、10-30代の認知のほうが40-50代に比べると高い傾向はあるものの、10代から50代までどの年代でも6〜8割程度の認知となり、各年代にすっかり認知が浸透したのがわかる。iOSにしか対応していないアプリが、1ヶ月で幅広い年代の過半数以上の認知を得たという点では、Clubhouseの類いまれなる初速の強さを感じさせる結果となっている。

利用率は7%で横ばい

Clubhouseの利用経験者の割合について、今回5回目調査では、全体での利用経験者の割合は7%となっている。利用経験者の割合は3回目調査(2月13日実施)以降、大きな変化はないようです。しかし、年代別の利用者の割合は調査実施毎にばらつきがみられる。3回目調査(2月13日実施)時点では10代・20代の利用率が多く、今回の5回目調査(2月27日実施)時点では20代・30代が多くなっている。

利用者は固定?入れ替わり?

年代は上の年代に広がってきている様子が見られたが、実際のところどうなのか。職業からみると、学生が減り、パートアルバイトが増え、その他職種についても上がったり下がったりといった推移がみられるようだ。

現在利用者の利用意向は6割

このように入れ替わりも感じられるClubhouseの利用者だが、利用している人の今後利用意向について、「利用意向あり」は約6割と比較的高くなっている。前回調査よりはやや減少したが、実際に使っている利用者の過半数以上は今後も使いたいという意向を示す結果にはなっている。

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