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ライブ音楽、最も人気のエンタメに ライブネーションの世界4万人調査

ビジネス 海外

コンサートはスポーツ、映画、ストリーミング、さらにはセックスさえも凌駕し、世界で最も人気のある娯楽形態となったーー。ライブネーション・エンターテインメントが11月11日に公表した「リビング・フォー・ライブ」レポートで、こうした実態が明らかとなった。

同社は15カ国の成人(18〜54歳)4万人を対象に調査を実施。このうち39%が「一生に1つの娯楽しか選べないならライブ音楽を選ぶ」と答え、映画やスポーツの人数を上回った。70%は「セックスよりも好きなアーティストのライブを見たい」と述べた。

対象者の93%は「バーチャル体験よりもリアルな体験を渇望しているためライブに参加する」と回答。80%は「モノ」よりも「体験」にお金を使いたいと答えた。およそ6人に1人は毎年コンサートのために遠征しており、小売店、ホテル、レストランに経済的な波及効果をもたらしている。

85%にとって音楽はアイデンティティーを定義するもので、84%はライブ体験こそが「最も生き生きとした感覚」をもたらすと回答。コンサートで身に着け、共有し、体験するものは、自己表現や他者との繋がりの手段となっている。

(文:坂本 泉)

榎本編集長

「もし一生に1つの娯楽しか選べないなら何を選ぶ?世界最大の音楽コンサート会社ライブ・ネーションが15カ国4万人(18〜54歳)にアンケート。記事を補足すると、結果は1位ライブ音楽39%、2位映画17%、3位スポーツ観戦14%だった。84%はライブ体験こそが「最も生き生きとした感覚」をもたらすと回答。6人に1人が毎年1回、音楽のために遠征。77%の人々が観客席にいることで自分が何か大きなものの一部だと感じ、79%がファッションもその一部と答えている。日本、スペイン、フランスのファンがその傾向をリードしている。ネットの普及がもたらしたモノ消費からコト消費へのシフトを音楽が牽引してきた印象で、音楽が人類にとって産業規模以上の影響をもたらしていることが伝わってくる」

ライター:坂本 泉(Izumi Sakamoto)

フリーランスのライター/エディター。立教大学を卒業後、国外(ロンドン/シドニー/トロント)で日系メディアやPR会社に勤務した後、帰国。イベントレポートやインタビューを中心に、カルチャーから経済まで幅広い分野の取材や執筆、編集、撮影などを行う。

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